生誕90周年記念 山下清展

1月2月は日本橋三越本店へ行ってきました
今回は山下清先生の展覧会でした






半年くらいずっと楽しみにしていました


ちなみに 山下清先生については

2012年に生誕90周年を迎えた、放浪の天才画家・山下清。長い年月を経てもなお、清の作品が多くの人々に愛されているのは、観る者の心を捉えて離さない、素朴で懐かしい日本の原風景がそこにあるからではないでしょうか。1922(大正11)年この世に生を受けた清は、49歳で亡くなるまで、激動の昭和という時代とともに歩んできました。その波乱に満ちた人生は、映画やテレビドラマにもなり、画家としての領域を超え、美術ファンのみならず幅広い層から支持されています。近年では、画家としての再評価が高まっているだけでなく、清独自の文体で書かれた文章にも注目が集まっており、山下清の人気は、ますます高まっています。
本展では、「日本のゴッホ」「放浪の天才画家」と称される山下清の生誕90周年を記念し、山下清の生涯を代表的な貼絵を中心にご紹介いたします。貼絵による完成を夢見て挑んだ最後の大作「東海道五十三次」の公開や一般初公開の貴重な貼絵作品を含め、鉛筆画、油彩、水彩画など約150点を一堂に展覧いたします。山下清の生涯を、遺族の証言に基づく“真の姿”としてご紹介いたします。


ということです


芸術に疎い僕でも知っているくらいなので たぶんというか絶対に見る価値があると思ったので行ってきました
そして 貼り絵は色があせてくるということも聞いたので早めに見ておきたいというのもありました
さらに 顔とか雰囲気的に自分になんとなく似てる感じがするのも気になってました



正月から日本橋三越って なんだかいいとこの子みたいです
ということで 7階のギャラリーへ


展示は 幼少期の作品から成熟期の作品へと エピソードを交えながら見ていくものでした


まずは貼り絵からで 初期の昆虫学園の出来事から中期の放浪のものまで見ていきました
やはり後期になるにつれて貼り絵の技術や緻密さが増していくのがわかりました 個人的に後期くらいの 1950年の 遠足 という作品が気に入りました
ただ 初期の作品も拙い表現ながらも 人並み外れた細部の観察力と記憶力がうかがえるものでした
山下先生は 旅先では作品の制作をせず 旅先などで見た風景を記憶して持ち帰って 家や学園で制作を行っているのです



展示の後半は ヨーロッパ旅行のものから マジックペンによる東海道五十三次でした
個人的には 貼り絵よりマジックペンの作品が気になってました
点や線のみで陰影や素材感が表現されていて それはもうすばらしいものでした デジタルにはないものがありますね
最小限の道具で表現するのって ある種の究極だと思います



そして 今回の展覧会で気になったのは 山下先生本人による解説でした 解説というか みたいでした そして句読点やカッコがないです
山下先生曰わく 人と話をする時は点やマルとは言わないんだな カッコとも言わないんだな ということです
なので この記事も句読点なしです



今回 時間の都合で30分ある映像が見れなかったのは残念でしたが やっぱりすごいものはすごいです
ちゃんと見ようと思ったら3時間くらいは要ります 解説は図録にも載っているので 作品や映像をしっかり見るのが良いと思います



閲覧後は 物販で図録とポストカードを買って帰りました


1月14日月曜日祝日まで開催中です 色あせないうちに見に行くことをおすすめします