SET YOU FREE Presents "SPAZZYS Japan Tour"

土曜日は、高円寺HIGHに行ってきました。
今回は、オーストラリアのガールズバンド、SPAZZYSの来日公演でした。

本来なら、THE QUEERSも来日する予定でしたが、地震の影響でキャンセルになったみたいです。残念ですが、イベントがあるというか、ライブハウスが営業していること自体がありがたいことなので、何の問題もないです。

ちなみに、前回、2008年のSPAZZYS来日公演はこちら。約2年半ぶりですね。

2008年11月22日　 THE SPAZZYS JAPAN TOUR 2008＠新宿red cloth
2008年11月23日　 THE SPAZZYS JAPAN TOUR 2008＠高円寺HIGH
2008年11月24日　横浜ヤングカーニバル〜SPAZZYS来日公演〜

そして、来日公演ということもあって、14日(木)中野MOONSTEP、15日(金)新代田FEVERと連日公演しております。特に、15日(金)新代田FEVERは、日本のポップパンク三本柱(RADIO 55的パンク論)のひとつである、“DUMB(ダム)系”のバンドが勢ぞろいでした。“DUMB系”とは、広島のDUMB RECORDS周辺のバンドのことで、ショットの革ジャンにリーバイス(606またはW521)にコンバースで、ギター(ベース)を低く構えダウンピッキングで弾くスタイルのバンドが多いのが特徴です。

また、15日のイベントは、ラモーンズのボーカル、ジョーイ・ラモーンの追悼イベントということもありラモーンズのカバーもあったみたいです。

それにしても、この時期は追悼イベントが多いですね。

ということで、始まりました。

OPENING ACT:ELMOC

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オープニングアクトは、ELMOC。ずっと前に観たことあるかもしれません。
メンバーは、ドラムだけ男性のガールズバンドでした。09年初頭のレッツゴーズと同じです。

音は、飾りっ気のない、見たまんまのガールズポップパンクという印象でした。期待どおりという感じでした。

オープニングアクトといいながらも、しっかりとしたライブでした。

ELMOCは、5月21日(土)八王子RIPSでライブ、そして6月11日(金)にファーストアルバムがリリースされるそうです。

KiNGONS

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宇都宮のバンド、KiNGONS。以前、宇都宮で観ました。(参照：KENT LIVE)
QUEERSのキャンセルの影響で急にブッキングされたみたいです。
登場するやいなやテンション高かったです！

そしてMCでは、ボーカルの方がDiSGUSTEENSについて、“10年前、高校生のとき偶然DiSGUSTEENSのライブを観て、影響を受け、メンバーが着ていたラモーンズのTシャツでラモーンズを知り、アメコミのTシャツでアメコミを観るようになり、人生を180度変えてくれたバンド”だと言ってました。さらに、“僕らも誰かの人生を180度変えるようなバンドになりたい”と言ってました。フロアの盛り上がりを見ると、もう何人かの人生は変えてるんじゃないか？と思いました。

最後まてハイテンションで観ていて気持ち良かったです。

KiNGONSは、6月4日(土)下北沢REGでツアーファイナルがあるみたいです。対バンは、DiSGUSTEENSとの2マンということです！

THE WIMPY'S

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ディスクレビュー
大阪のポップパンクバンド、THE WIMPY'S。かなり久しぶりに観ました。本音を言うと、QUEERSやSPAZZYSより、俄然楽しみにしてました。大好きなバンドです！
そして、THE WIMPY'Sといえば、日本のポップパンク三本柱のひとつである、“POPBALL(ポップボール)系”のバンドです。“POPBALL系”とは、大阪のPOPBALL RECORDS周辺のバンドのことで、ラモーンズ等パンクの影響を感じさせながらも、50年代のロックンロールやカントリーミュージックのテイストを含んだ楽曲が特徴で、ガレージパンクのイベントにも違和感なく出演します。アメリカの雰囲気が漂っており、メンバーの方に話しかけるとき、一瞬“日本語通じるのかな？”と思ってしまいます。THE WIMPY'Sの他にはTHE DAZES、BEAT CARAVANなどがそうです。

というわけで、ライブは2nd「BACK SEAT LOVE」から、「SEVENTEEN」、「WEEKEND RUNAWAYS」、「LADY LUCK」とアルバムどおりの曲順でした。もう最高ですね！「LADY LUCK」はいつ聴いても切なくなります。

そして、1st「DO THE WIMPY'S HOP!」から「GET ON MY VAN」、「CALIFOR-N-I-A」、「BYE MY BABY」もやってくれました。

そして、今回は特別にSPAZZYSをコーラスに「LITTLE SHEELA」もありました。「LITTLE SHEELA」は滅多にやらない曲ということで、今回のために練習してきたそうです。

そして最後は、「NOT GIMME ONE MORE CHORD」でした。この曲では、ギターのSOBBYさんが迷うことなく、何の躊躇もなく、フロアに飛び出してきました！男らしくてカッコよかったです！きっと、銭湯とか行っても全く前を隠さないんだろうなぁ…。

というわけでライブ終了。今回は、ヒット曲ばっかりでかなり楽しめました！
また観たいです！

DiSGUSTEENS

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続いて、DiSGUSTEENS。久しぶりに観ました。
DiSGUSTEENSは、ポップパンク三本柱の“SET YOU FREE(セッチューフリー)系”のバンドです。“SET YOU FREE系”は名前のとおり、ライブイベント、SET YOU FREE周辺のバンドのことで、個人的には前述2系統以外のバンドのことをいいます。別名、“GIG ANTIC(ギグアン)系”、とも言えますが、“SET YOU FREE系”とすることにします。楽曲・ライブ共に激しくエクストリームなポップパンクというのが特徴で、DiSGUSTEENSの他にはSPANDEXなどがそうです。

そして、ライブのほうは“SET YOU FREE系”ということもあり、始まるやいなや大盛り上がりでした。多分、お客さんもSET YOU FREE世代の人が多かったのか？とにかくすごかったです！

そして、フロントふたりの迫力もすごかったですが、やはり、ドラムのGYUさんに目が行ってしまいます。GYUさんのドラムは魔法だと思いました。この盛り上がっている空気(リズム)を作っているのはGYUさんだと思いました。というか、単純に楽しそうにドラム叩いてました！

アンコールもあってライブ終了！
DiSGUSTEENSは、5月7日(土)下北沢THREEでライブ、そして、なんと10月に新譜が出るそうです！

これは楽しみです！

SPAZZYS

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トリはオーストラリアのガールズバンド、SPAZZYS。2年半ぶりです。
前回観たときと違い、ギターとベースの位置が逆でした。

曲は、「THE SUNSHINE DRIVE」などやってくれました。

そして、前回気になっていた特有のドラムの秘密が分かりました。ハイハットをただただ叩くというだけでした。はっきり言って根性です！

最後は、「DRESSED IN BLACK」風の「MY CAR DOESN'T BRAKE」でした！

アンコールでは、「ZOMBIE GIRL」などやってくれました。

今回思ったのは、SPAZZYSは“特別”なバンドじゃないということです。国の反対(地震の影響)を押し切りはるばる来日してきてくれましたが、観てる感覚としては、その辺の女子大生がバンドやってるのを観てるという感じでした。ロックスター的なイヤミのないバンドということです。そこがSPAZZYSの魅力なんだと思いました！