「日本革命ロックガイド1960-2010」、読破しました!
この本は「BCT best of オレッち」でおなじみ?のMOBSPROOFとタワーレコードがガップリと組んで生み出した本ということです。(参照:MOBSPROOF別冊001『BCT best of オレッち』)
もっと詳しく説明すると、
特設ページより
STATEMENT
過去から現在まで数多くの日本のロックのガイド本が出版されました。
しかし、その多くがオールドスクール世代によるもので、パンク/ハード
コアパンクを通過した世代には古くさく感じられるものでした。
そこでパンク専門誌である『MOBSPROOF』は新しい世代に必要な
日本のロックガイドの必要性を感じ、本書を企画。同様の考えを持つ
タワーレコードの全面協力の元、『MOBSPROOF』とタワーレコードの
視点で60年代から00年代に発表されたディスクをセレクト。
『MOBSPROOF』の特色である過去から現在を繋ぎ、
新しい音楽の側面を提示する企画を本書でも活かします。
また、今までのディスクガイドのように音楽やバンドに関するだけの
内容ではなく、執筆者個人とその紹介ディスクとのパーソナルな
関わりに重点を置いたテキストでレビューを行います。
音楽に対する新たなアプローチ方法の一助となる、
読んで楽しいディスクガイド本を目指しています。CONTENTS
インタビュー
志磨遼平(毛皮のマリーズ)×吉田豪
柴山俊之(Zi:LiE-YA) 仲野茂(SDR / ゲタカルビ)
中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)
鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)
向井秀徳(ZAZEN BOYS) 菅波栄純(ザ・バックホーン)
黒猫チェルシー OKAMOTO'S LOSTAGE VEKTOR日本革命ロックガイド
1960年代〜2000年代のシーン解説
1960年代〜2000年代の日本革命ロックガイドコラム
00年代の新たな動き 60年代ロッカー紳士録
70年代ロック事件簿 アイドルとロックの蜜月
キャロル〜雨に聳えた深紅の火柱 矢沢永吉〜巨星の本懐
今夜はハッピーエンド 他、はみだしコラムなど充実の内容!!
ということです。
この本が、他のディスクレビュー本と違うのは、“タワーレコードスタッフ中心にディスクと執筆者の関わりを中心に執筆している”という点です。つまり、音源の数だけ物語があるということですね!読み応えタップリです!
また、紹介されている音源は“タワーレコードなどで現在も購入できるものばかり”というのがうれしいかぎりです!
そして、読み終わったら、自分がどれだけ革命的な音源に出会えているかテストしてみました。結果は以下のとおりです。
年代 | 紹介数 | 所持数 |
---|---|---|
60年代 | 30 | 0 |
70年代 | 87 | 0 |
80年代 | 83 | 26 |
90年代 | 74 | 3 |
00年代 | 113 | 14 |
合計 | 387 | 43 |
微妙な結果でした!まだまだ修行がたりませんね。そして80年代が多めです。ここは思っていたとおりです!
概ね10枚以下なら“メシ喰うな!”100枚以下なら“面を洗って出直して来い”、200枚以上なら“限界は何処だ”、300枚以上なら“僕はコレクター”ってとこでしょうか?この基準は個人で楽しみましょう!
そして、この本を読んでいちばん良かったのは、MOBSPROOFの編集長の松原さんのDIY精神だと思います!前作の「BCT best of オレッち」もそうですが、“自分が納得するモノをつくる”という気持ちがものすごく伝わってきます!
“世界をパンクだらけにしてしまえ!”という野望はまだ叶ってないかもしれませんが、RADIO 55はMOBSPROOFだらけになってきています!
「日本革命ロックガイド1960-2010」、全国のタワーレコードで発売中です!