6月9日は、ロックの日ということて、内田裕也さん主演・脚本の映画「コミック雑誌なんかいらない!」を観てきました。
池袋新文芸坐では、内田裕也追悼企画ということで、内田裕也出演映画がいろいろ上映されてましたが、彼の代名詞ともいえる「コミック雑誌なんかいらない!」を観ました。(今思えば、崔洋一監督の「十階のモスキート」も観ておけばよかった、、。パイセンも観にきてたし。)
映画は、内田裕也扮する芸能レポーターのキナメリが、芸能人に突撃レポートをする話で、今でいうコンプライアンスもプライバシーも無視した身体を張った突撃レポートで、時にコップの水をかけられたり、ぶっ飛ばされたり、当時(1986年)のワイドショーの白熱っぷりもよく分かる内容でした。(この年にフライデー襲撃事件も起きている。)
映画の後半では、芸能レポーターを降ろされて、山本晋也監督ばりに夜の街のレポーターになったり、楽しそうでした。
そして、この映画は、郷ひろみやビートたけしがちょい役で出演していたり、内田裕也が芸能界でもなかなかのポジションにいたんだと実感する映画でした。
随所随所に、常人には理解できない内田裕也エッセンスが入っていて、改めて内田裕也っていう職業というか生き方っていうのがあったんだと実感しました。
内容盛りだくさんで、本当に面白い映画でした。